2024年5月3日は憲法記念日。1946年11月3日に日本国憲法が発布されて、半年後の5月3日に施行されたのです。ちなみに、11月3日は明治天皇の誕生日で明治節（当時の天長節）でした。
九条の会の発起人の一人である澤地久枝さんが、2024年4月30日の北海道新聞朝刊に「施行77年 守らねばならない平和」という文章を寄稿しています。その一部を紹介します。
「憲法は知らない」と人は言うかもしれない。それは我が身の若き日を思えば、無理からぬことかと思う。しかし今、憲法は変えられようとしている。自分のためだけではなく、わが子わが孫のため、憲法はいかにあるべきか、考えねばならぬ「危機」にあると思う。無論、若い人も例外ではない。
澤地さんは満州で敗戦を迎え1年あまり後に日本に帰ってきました。しかし、戦後の日本の急激な変化について行けなかったそうです。戦前は徴兵制によって若い男性はもちろん女性も人生の断絶・死に襲われたと述べています。
今、中国を対象に日本全体の軍事化が進んでいます。しかし、戦争は絶対起こしてはなりません。ましてや、日本のすぐ隣の中国と戦争することなど、現実を全く無視した暴挙です。
